代表者メッセージ

代表者メッセージMESSAGE

 平成29年4月開始事業年度より一定規模以上の社会福祉法人に対して会計監査が導入されました。

 明神監査法人は設立以来、社会福祉法人を対象に、監査導入のための指導をして参りました。会計監査人の導入は、社会福祉法人に対する社会の信頼を高めるために、ガバナンス強化や財務規律の強化が主たる目的だと考えられています。従来においても、社会福祉法人の公益性・公共性から一定のガバナンス等は構築されていましたが、今後益々、社会福祉法人の存在が重要性を増していくことを考えると、独立した第三者の機関による監査が必要になったものです。

 会計監査人監査の主たる目的は社会福祉法人が作成する計算書類に対し、適正に作成されていることを保証するものです。従来は外部の監視ということでは行政による検査が実施されていましたが、法人全体の計算書類の信頼性を保証するという目的ではありませんでした。法人が信頼ある計算書類を作成するためには、適正なガバナンスを確立し、一定の内部統制を確保する必要があります。弊法人は、社会福祉法人がそのような目的を達成するために、社会福祉法人の規模を問わず支援をしてきたものであります。

 そのような経過から、弊法人は、会計監査人導入対象である社会福祉法人監査を数法人引き受けることが出来ました。現在、監査は進行中でありますが、監査が果たす機能、すなわち批判的機能と指導的機能を発揮し、社会福祉法人のガバナンスの確立並びに内部統制の向上に役立つ監査をすすめております。

 また、将来、社会福祉法人に対する監査制度の範囲が拡大されることが計画されていますが、弊法人は、従来からの経験の蓄積を礎として、小規模の社会福祉法人に対し支援をしております。

 弊法人は、今後も社会福祉法人を中心とした非営利法人に対し監査等のサービスの展開を図っていきますが、陣容の拡大とともに非営利法人以外への事業展開を図ることも目指していく所存です。
 関係者の皆様方のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

統括代表社員 中井 義己